社会福祉法人 慈光保育園
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園長ブログ

心に残る言葉2

前回のブログの更新からずいぶん経ってしまいました。

今回も「心に残る言葉」の第2弾を書いてみたいと思います。今回の言葉はどこで聞いたのか、何かで読んだのかも定かではなく、誰の言葉かも詳しくはわかりませんが、一説によると学校の校長先生の言葉らしいです。その言葉は「子育て四訓」として、

一、乳児は肌を離すな

一、幼児は肌を離して手を離すな

一、少年は手を放して目を離すな

一、青年は目を離して心を離すな

と言われています。

赤ちゃんの時は、おんぶやだっこスキンシップをしっかりとって愛情をたっぷりそそいでください。

赤ちゃんを卒業した2,3歳~6歳の頃でしょうか。いろんなことができるようになり、「自分でやってみよう」といろんなことに挑戦し始めるころ。いろんな経験をさせてあげることは大事ですがまだまだ未熟なところもあり、保護者がしっかり手をもって指導が必要な時期です。

小学校に入学し幼児から少年になり、自分で判断して自分で行動できるころ。一つ一つに保護者の手助けが必要でなくなり、文字通り「手が離れた」頃ですが、思春期も重なり友達関係やSNSなど悩みや問題も起こりやすいです。子どもの行動や表情から目を離さず子どもを見守ってあげてください。

4番目は「青年」となっていますが、青年に限らず一生涯のことではないでしょうか。人間には心の支えが必要です。大きな困難に遭遇した時、嬉しいことがあったとき、深い悲しみに出会ったとき、その気持ちに寄り添い一緒に悩んだり、喜んだり、悲しんだりしてくれる人が必要です。常に私に寄り添ってくれる存在、私の還れる場所があるとき、人間は強く生きていけるのだと思います。

以前話題になった漫画で、「呪術回戦」という漫画がありました。その中で呪霊が刑務所に出現し、中に潜入した主人公たちが見たものは無残な姿の受刑者の姿でした。呪霊を退治して、受刑者の形見に名札だけを持ち帰り、受刑者の母親に「これしか持ち帰れませんでした」と謝る主人公に、母親は「あの子が死んで悲しむのは私だけですから」と涙した場面がありました。どんなに悪いことしようとも、どれだけ周りから非難されようとも、心を離さず我が子に寄り添う母親の気持ちがすごいと感じました。

「(子どもが)いくつになっても、親は親」子育て四訓を心にとめて、いくつになっても、どこに行っても、我が子に寄り添っていきたいと思います。